アドトラックとは? メリットや活用する際の注意点を解説
目次
アドトラック(宣伝トラック)とは?
アドトラック(宣伝トラック)とは、通常の荷物を運ぶようなトラックではなく、広告を宣伝するためのトラックのことを指します。トラックの両側面と背面に宣伝したい内容のクリエイティブを付け、内照式で内側から光を当てて光らせ、音を流して走行します。
アドトラックは人の密集する場所、東京でいえば、渋谷や原宿、銀座、秋葉原、池袋など繁華街を走らせることが多いです。ラグジュアリーブランドであれば、銀座、若者向けであれば、渋谷原宿などエリアごとのターゲット層を絞って運行させる事が可能で設置型の看板広告を出しても効果が少ないものでも、アドトラックを利用することで、多くの方に認知してもらえる可能性が高まります。
アドトラックのメリット
アドトラックを利用するといくつかメリットがあります。アドトラックのメリットを7つご紹介します。
安価で広告出稿が可能
移動広告がよく比較されるのが屋外広告看板や駅構内の屋内看板ですが屋外広告看板や駅貼りは渋谷や新宿で1週間数百万円から数千万円の広告費がかかりますがアドトラックはそれらと比較すると利口なコストで広告掲載が可能です。
インパクトが強く目に留まりやすい
二つ目のメリットは、インパクトが強いため多くの方の目に留まりやすい点です。アドトラックは音と光る広告面で宣伝する為多くの方に気づいてもらいやすく、目の前を通れば必ず広告を見てもらえます。広告効果により、周囲の注意を惹きつけます。
直前での広告依頼ができる
三つ目のメリットは、直前での広告依頼ができる点です。看板広告などを設置する場合は、依頼から設置までに時間がかかります。一方、アドトラック広告は運行開始日の5営業日前までに依頼をすればPRが可能です。 色校正なしでアドトラックが空いている場合に限る。
スピーディに広告掲載が可能なのはアドトラックの大きな強みです。
ターゲットにあわせた走行時間や場所の指定ができる
四つ目のメリットは、ターゲットにあわせて時間や場所を選べる点です。アドトラックは、決めたルートに従い運行します。年齢層などに応じて運行したいエリアを選んでいけるため、ターゲットに合わせた宣伝ができます。
1日9時間拘束で8時間運行内であればスタート時間を自由に設定できる為エリアの特性を活かして時間設定が可能です。
SNSでの拡散に繋がりやすい
五つ目のメリットは、SNSでの拡散につながりやすい点です。アドトラックは目の前にいる人に宣伝するだけでなく、インターネットを通じて多くの人にアプローチできます。アドトラックを走行する事で歩行者がアドトラックを撮影し、SNSに投稿するとより多くの方に宣伝内容を認知してもらえます。
覚えやすい内容や口ずさみやすい内容をアドトラックに掲載すると、積極的にSNSに投稿してくれます。また、海外の方にとってもアドトラックは非常に珍しい宣伝広告のため、多くの方が写真を撮影する傾向にあります。
不特定多数へのアプローチができる。
六つ目のメリットは、不特定多数の人に宣伝内容をアプローチできる点です。アドトラックを走らせることで、宣伝内容に全く関心がない無関心層や、存在を認知していない層にも知ってもらうきっかけになります。さらに、アドトラックを見たという経験が別の場所で話のネタとなり、多くの方にアプローチしていけることもメリットです。
首都圏以外でのPRにも有効
七つ目のメリットは、首都圏以外の場所でもアドトラックを利用できる点です。大都市である東京や大阪などのほうが、アドトラックの効果が高いと感じる人もいるでしょう。ですが、地方都市でもアドトラックの場合は、大きな宣伝効果を期待できます。なぜなら地方都市では、あまりアドトラックが走行していないため、歩行者の反応が高い傾向にあるためです。アドトラックが他の車両に埋もれることなく宣伝できるため、1回の走行でもPR効果が期待できるでしょう。
アドトラックのデメリット
アドトラックにはたくさんのメリットがありますが、いくつかデメリットもあります。ここでは、アドトラックを利用するデメリットについて2つご紹介します。
天候や交通状況によっては効果が見込めない場合がある
一つ目のデメリットは、天候や交通状態によっては、思うような効果が得られない点です。雨が降っていたり、台風が近づいていたりすると、歩行者の数が少ない為認知度が下がります。
交通状況に関してもPRエリアまでの移動中、事故渋滞などがおきている場合はPRエリアまでに時間を要する事があります。
宣伝内容によってはネガティブに感じる人もいる
二つ目のデメリットは、宣伝内容によってはネガティブに感じる人もいる点です。大きな音や宣伝内容に不快を感じ、逆に宣伝がマイナスな印象を与えてしまうことがあります。
マイナスな印象を与えないためにも、クリエイティブが公序良俗に違反しそうな場合はこちらから修正をお願いします。音量も規定の85デジベル以内を徹底した上で、繁華街では聞き取りやすく、病院や学校付近を運行する際はボリュームを下げるもしくは音を消して運行し街の特性に沿ってPRします。
アドトラックの車両の種類
アドトラックは大きさの違う3タイプのトラックがあります。
車両の大きさは空き状況により若干変動する場合がありますので予めご了承ください。
アドトラック2t
アドトラック2tはアドトラックの中で最もコンパクトなタイプです。小回りが利くため、小規模な駅のロータリーや商店街でも走行可能なため歩行者との距離が近くエリアコミュニケーションに適した車両となります。
- アドトラックの大きさ
- 全長
- 4m20cm
- 車高
- 2m76cm
- 車幅
- 2m20cm
アドトラック4tロング
アドトラックの中で最もポピュラーなサイズが4tロングとなります。街中で見かけるアドトラックで最も多く走っているのがこのタイプです。繁華街でインパクトあるPRが可能です。
- アドトラックの大きさ
- 全長
- 10m65cm
- 車高
- 3m60cm
- 車幅
- 2m30cm
アドトラック4tロングLED
広告面が全面LEDのアドトラック4tロングです。LEDのピッチ数が2.9MMと業界では最も解像度が高いため昼夜問わず表現色豊かに広告掲載が可能です。
1分に一回静止画像を切り替えることが可能なため、クリエイティブも複数枚掲出可能となり、訴求内容のボリュームが増えます。
- 4tロングLEDの大きさ
- 全長
- 10m65cm
- 車高
- 3m60cm
- 車幅
- 2m35cm
アドトラック10t
アドトラック10tはアドトラックのサイズの中で最も大きいタイプになります。4tロングと比べて広告面が一回り大きく街中で圧倒的なインパクトを残す事が出来ます。
- アドトラックの大きさ
- 全長
- 12m
- 車高
- 3m70cm
- 車幅
- 2m50cm
他の移動広告の種類と特徴
ルクスではアドトラック以外の移動媒体も取り扱っています。それぞれの特徴やスペックをご説明します。
ロンドンバス
ロンドンバスは市場に出回っている車両が少ないため、車両の注目度が高く、気品ある佇まいからラグジュアリーブランドのPRに数多く使われてきました。乗車可能な為タッチ&トライなど体験型のプロモーションを車内で実施することも可能です。
また、車高が約4.4mあることから圧倒的な存在感があります。1Fに26名、2Fに36名の乗車が可能です。車両タイプによりその限りではありません。
- ロンドンバスの大きさ
- 全長
- 8m40cm
- 車高
- 4m38cm
- 車幅
- 2m29cm
ケーブルカーバス
日本に数台しかないケーブルカーバスは車両の注目度が高いだけでなく、車両の開口部が大きいため搭乗者と歩行者との距離が近く乗車イベントに適した車両となります。乗車イベントに限らずPOPでカジュアルな形状から親近感を持たれやすくSNSでの投稿率も高いです。
- ケーブルカーバスの大きさ
- 全長
- 9m47cm
- 車高
- 3m47cm
- 車幅
- 2m49cm
スケルトンアメリカントラック
スケルトンアメリカントラックはスケルトンのショーケースの中に広告物を展示しPRする方法と、ショーケースを外してより訴求イメージにあった世界観を制作する方法の2パターンが選択できます。荷台の上では展示物を動かしたりギミックを活用したりと静止画では表現しきれない立体的な訴求が可能です。SNSの投稿率も一番高く、認知度アップと同時にブランディングイメージ向上にも繋がります。
- スケルトンアメリカントラックの大きさ
- 全長
- 9m82cm
- 車高
- 3m76cm
- 車幅
- 2m77cm
- ショーケースのサイズ
- W6,840mm×H1,970mm×W1,850mm
ステージトラック
荷台の片面大きく開くため会場内などでイベント実施が可能となります。
荷台部は人の登壇が可能なのでイベントブースとしての活用や登壇式などで利用されてきました。
運行する際は荷台を閉めてPR車両として、イベント実施する際は荷台を開けてイベントスペースとして2ウェイで活用できます。
- ステージトラックの大きさ
- 全長
- 7m80cm
- 車高
- 3m60cm
- 車幅
- 2m40cm
エアストリーム
車でトレーラーを牽引しながらPRします。トレーラー部分は展示スペースとして活用でき内部の装飾が可能です。イベント会場では車両とトレーラーを切り離す事も出来るので、トレーラー部分だけ設置可能です。
車両製作
広告イメージにあったオリジナルカーを一から製作します。
車体の大きさや形状から自由に設計出来るため訴求イメージの再現性は一番高いです。
弊社ではどこよりも車両製作に自信があります。一度実績を見て弊社が手掛けたオリジナルカーをご確認ください。
アドトラックを活用する場合の注意点
アドトラックを活用する際の注意点をいくつかご紹介します。
道路使用許可の申請をする
アドトラックは音を流す場合、運行エリアの管轄の警察署にて道路使用許可が必要になります。音を流さない場合、申請の必要はありません。
一都三県に関しては申請手数料が含まれていますが、それ以外のエリアでは1エリアごとに別途料金が発生します。全てこちらで申請させていただきますのでクライアント様は法令順守で安心して音源を流す事が出来ます。
屋外広告物条例施行規則を遵守する
屋外広告物条例施行規則を遵守して、アドトラックを運行させる必要があります。公序良俗に反するものや性風俗は掲載NGとされています。東京屋外広告協会によるデザイン審査の基準は、交通安全に配慮しているか・公共空間に相応しいか・街区の景観に配慮しているか・街区の賑わいに資する洗練されたデザインか・年齢性別に係らず人々に不快感を与えないデザインか・社会的弱者に配慮したデザイン及び広告方法であるか、といった点ですがまだまだ具体的な基準が明確にされていないのも正直なところです。ルクスでは色や音、クリエイティブに関して明確な基準が制定され次第、屋外広告物条例に遵守しクライアント様と一丸となってアドトラック全体が街を彩るエンターテイメントとして喜ばれる屋外広告になるよう邁進します。
音量制限
道路交通法により、85ホーンの音量制限となります。
病院や学校、住宅地の周辺をPRする際は音量を下げて運行し、街に溶け込むPRを心がけています。
アドトラックを活用する場合の流れ
アドトラックを活用する流れについて見ていきましょう。
- 1. 打ち合わせ
- まずは打ち合わせを行います。どのような内容を掲載したいか業者と相談しましょう。
- 2. 空き状況の確認
- ご希望の日程でアドトラックに空きがあるかを確認します。
- 3. 見積書の提出
- 車両と期間とエリアが決定したらお見積りを提出します
この時点でエリアに関しては東京都内のいずれか。などのざっくりとした程度で問題ないです。
- 4. 発注書の送付
- ご決定後発注書をお送りします。
発注書の返信をもって正式決定とさせていただき、車両の確保をさせていただきます。 - 5. クリエイティブ・音源入稿
- 事前にお渡ししたテンプレートに沿ってデザインを入稿していただきます。運行開始日の10営業日前にまでご入稿ください。音源はMP3かWAVでご入稿ください。
- 6. 運行ルートの決定
- PRに適した推奨ルートを各エリアごとに用意しております。
曜日、時間によってもエリア選定が可能です。 - 7. 運行時間の決定
- 1日9時間拘束の8時間運行です。 出庫帰庫含む。
車庫から都内までは片道40分程度です。
スタート時間が出庫時間、終了時間が車庫到着時間となります。
人の滞留を考慮した推奨時間は 夏 13時~22時 冬11時~20時です。 - 8. 運行開始
- 安全第一で運行開始します。
1週間以上の案件に関しては期間中、掲出写真を撮影してお渡しします。
アドトラックの依頼は「LUX」へお任せ
2005年から移動広告に従事させていただき、業界では最も古くから移動広告を扱っている為、知見と実績数はどこよりも豊富です。アドトラックだけでなく、タッチ&トライが出来る車両やオリジナルカーの製作などクライアントのニーズに沿ってあらゆる車両をご提案出来ます。またしっかり法令順守させていただいた上でPRするのでクライアント様には安心してご活用いただけます。
街にエンターテイメントを。を理念に、少しでも多くの人に喜んでもられる移動広告のパイオニア企業としてPRのお手伝いをさせていただきます。
アドトラックの掲載実績は以下からチェックhttps://www.lux-ad.co.jp/service/adtruck/